Yaraの化成肥料・硝酸カルシウム肥料はどの様に作られていますか?
回答
リン鉱石に硝酸液をかけてリン酸液を分離・抽出する工程が最初の工程となります。リン酸液を分離・抽出した残渣スラリー(溶液)から硝酸カルシウム肥料。またリン酸液にアンモニア・塩化カリ等の粉原料を添加して再度スラリー(溶液)状にします。スラリー状にすることで全ての成分が均等に交じりあい、スラリータワーと呼ばれる巨大なタンク内を自然落下する過程で造粒化します。スラリー(液状)製法を行うためには一度に大量の肥料を生産する必要がありますが、世界190か国以上に輸出しているYara社だからこそ出来る製法といえます。
このスラリー製法がYaraの肥料の製造方法の最大の特徴であり、粉状原料から造粒する配合製法との大きな違いとなります。スラリー(液状)から造粒しているため機械撒きに適した粒径・粒度分布を保つことが出来、施肥後に作物にすぐに取り込まれる(Readily available)秘密がここにあります。
Yara社の肥料製造工程
YaraMila(硝酸化成肥料)はリン酸を主体としたYara社独自の製法
硝酸化成肥料YaraMila紹介動画
水に良く溶けるカルシウム